SEO対策:痴呆 介護 ボケ
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昔、近所の家が改築のため家を取り壊し、その間納屋を改修して仮住まいしていた。そこにいた猫も住処を失い納屋に引っ越したが、いざ新居ができても納屋から動かなかった。そのとき「猫は家につくんだよ」と教わった

ばあちゃんも猫といっしょで家につく・・・といったら怒られそうだが

とにかく家に対しては想像以上の執着がある。これはボケ老人にかかわらず年寄りがらみの話でよく聞くこと、土地につくのか家につくのかは???
ばあちゃんの場合、入院の時に十分学習したはずだったが、まだまだ 甘かった!

住宅改修の給付には、改修前に写真を撮って認可を取るという手続きが必要であるため、認定業者の方がいいらしい。近所の大工さんにお願いするつもりだったが、あきらめて紹介してもらうことにした。給付金は1回きりではなく、要介護等級が3段階上がると再度給付可

[改修したい箇所]

 ・玄関の段差解消(踏み台設置)
 ・洗面所の敷居撤去
 ・居間と廊下の敷居撤去
 ・和室と廊下の段差解消
 ・トイレの手すり

と計画し段取りつけて、いざ下見!

考えてみればこの地に越してきて50年、今の家を建てて30年。じいちゃんの思い出がいっぱい詰まっているこの家を他人様にいじって欲しくないという主張は、健常な頃から一貫している。どうみても不便だろうから変えたらと言ったら「あんたたちにはわからん!」と言われたことすらあった

最初から、いや~な予感を感じつつ
だから、嫁発意ではなく私に言われてそうするんだということにして話を進めることにする

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(下見の際の一場面)

病院からの帰りがけに段差解消工事の打合せのために人が来ることを話す。三角のスロープみたいなものという認識はあったようだが、拒みそうだったので私(息子)にやるように言われたといったら、そんなことしなくていいと言っといてと先制パンチ

業者さんが打合せ時間に遅れる旨の電話を間違えてばあちゃんのところにしてしまったようで、そのことを伝えようと嫁に電話してきたが内容が支離滅裂だった。寝起きか?興奮していたのか??

業者の方がみえた時点ですでに非常に強い拒否姿勢を示していた。何を言っても聞く耳を持たぬという感じで、とにかくさわって欲しくない、自分が転ぶわけがない!という強い思い込み。家の中の事故を甘く考えてはいけない!とやんわり警告してくれたが、脅しも効かない。
足をくじいて寝たきりになってもかまわない!とまで言いだし、挙句の果てには、自分が死んでからやってくれ!と言い出す始末。手がつけられない

[技術的な見解]
・玄関の段差解消(踏み台設置) ⇒ 可能
・洗面所の敷居撤去 ⇒ 現在の引戸を残したまま可能
・居間と廊下の敷居撤去 ⇒ 可能
・和室と廊下の段差解消 ⇒ 可能
・トイレの手すり ⇒ 可能
※階段の手すりはあまり機能していない、風呂場も手摺があったほうがよいとのこと

おばあちゃんの強硬な拒否により実施は見合わせ。時間を空けて声を掛けてみてくださいと言われた。実施は写真撮影や計測も行うが、その際は娘さんか息子さんの立会いの下、家族の同意を得てやる事が望ましいとの助言をいただく

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ばあちゃんのためにと思う誠意が全く通じず、さすがにこの時は嫁もショックだったようだ。打合せの後ケアマネさんのところに行ったようだが、行く道すがらこの時の出来事を何も知らない近所の人に「いろいろ大変ね」と優しい言葉をかけてもらい、その場で泣き出してしまったとか・・・近所の人もあせっただろう

まぁ、そこまで言うんだったら勝手にしろ!というのが本音であるが、実際問題ころんで怪我して入院ということになれば、またせん妄が現れ強制退院させられ・・・どっちに転んでも分が悪い
ばあちゃんのためじゃなく、こちらの都合としても何とかしたい

せめて一番通過頻度の高い廊下と居間の扉の敷居にだけでもと思案するが

そんな時、ばあちゃんがその敷居につまづいて転んだという知らせをヘルパーさんから受ける。反射神経が鈍っているので顔面を打ったようだが幸い絨毯があり大事には至らなかった。下手に手をついたらかえって骨折したかも・・・知らせを受けて嫁が行き、ヘルパーさんの上司まで来てくれた。少し時間を置いて看護師さんも登場し、あっという間に大勢の人に取り囲まれたばあちゃんは「何事か?」と思ったことだろう

このとき既に関係者は、段差工事とばあちゃんの拒否状態を知っていたので、誰もそのことには直接的に触れずに対応してくれたとか
嫁が「ほれ!いわんこっちゃない!!」と心の中で叫んだことはとーぜん。言うまでもないが
ただ、この事件で関係者の意思統一がはかれたというか、その後精神科医とケアマネさんも含めたみなさんが、この敷居は危ないということをやんわりと接触のたびに吹き込んでくれた

その甲斐あってかばあちゃんは、「今は大丈夫でしょうけど、将来のために・・・」という説得が気に入ったようで「それもそうね」という反応を得た。すかさず嫁は段取りし気が変わらないうちに工事、その敷居だけだが撤去成功!

そのあとも「声かけ」作戦を継続し、約半年で当初計画の工事を完了した。
これが長いか短いかはわからないが、こういう説得は嫁一人では難しい。というか我家の場合、できなかっただろうというのが正直なところ。やはり身内(当然嫁も含めて)では相手の反応が違うし、まともに説得すればこちらが耐えられず逆ギレしてしまうのがおち
兎にも角にもみなさまのお陰です。感謝、感謝!

ちなみに、ばあちゃんは出来上がった手すりを見て
「こうなっていれば安心ね、今はいらないけど・・・」 だそーーーです!
工事は不在のときにやってもらったので、他の段差解消などは気づきもしません


余談ですが、ばあちゃんが転んだのを目撃したヘルパーさんがしきりに、何度も何度も申し訳ないと嫁に謝ってたそうです。自分が支えるべきでしたと
そんな話を聞いたとき、ふと「こんなとき、ヘルパーさんを攻める人がいるのかもしれないなぁ~・・・」と思った。この事件に関する嫁との会話の中ではまったくなかった発想だが、もしかしたらそんな苦い経験をされているのかも・・・もちろん責任感の強さからというのは十二分に承知しております
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コメント
この記事へのコメント
リンクありがとうございます!
怪しさ加減ではウチの方も負けてないと思いますけど…大丈夫でしょうか;

お年寄りの執着心は根強いモノがありますからね~。特に認知症になるとまた更に別のこだわり?みたいなものもでてきますし…。
でも不幸中の幸いというか、怪我の功名というのか、工事完了してよかったですね。

私の知っている福祉関係者さんもほんの些細な事でも平謝りされるので、クレーマーがいるのかな~とか思ってしまいます。
仕事とはいえ、苦労が絶えないんだろうな~、って。
2007/02/17(土) 09:25 | URL | minryui #-[ 編集]
福祉関係者の方って、被介護者だけじゃなくて依頼人に対しても気を使わなければならないんですね。クレーマーかぁ ほんとうに大変なお仕事だと思います
わたしらには、つよーい見方なんですけどね。

ここは怪しいサイトなんかリンクしませんよ!・・・怪しさ比べしましょうか?(笑)
2007/02/17(土) 23:15 | URL | おっと #iFb/AFLg[ 編集]
ホームヘルパーの仕事の中には「見守り」というのがありますから、そのヘルパーさんが謝るのは当然の事と思います 
そこで見て見ぬフリをするヘルパーの方が怖いです
そーいうヘルパーはそのうち大きな事故を起こしそうで・・・。



クレーマーさんっていうのかな?^^;
私も初めて行った家庭で「アンタの料理はマズイ!」(途中で味見してもらったんですが・・)とか、

車椅子から少しずり落ちそうになり(これは私が悪いんですが^^;)「もうアンタは来なくていい!」と言われたり(この方は、結局半年以上訪問させて頂いて、今は大の仲良しです)

独居の方は3日とあけず事務所に電話してきたり・・・といろいろです

でもおっとさんの家に訪問してるヘルパーさんは真摯に謝っているので、とても良いヘルパーさんですね^^
私も見習わなくては^^;
2007/02/20(火) 00:27 | URL | マム #-[ 編集]
と言いたくなってしまいます。マムさんはヘルパーさんなんですね

そうなんですよ、本当にいいヘルパーさんで、プライドの高いボケ老人を上手に扱ってくれて、われわれに最初の突破口を与えてくれました。この段差解消の時も結果的に突破口になりましたし・・・でもね、嫁の話ではこちらが恐縮してしまうぐらいご自身を攻めるように謝ってくださったようです。その姿を見て(聞いて?)そう感じました。気持ち、責任感は十二分に伝わっています

ヘルパーさんは、ボケ老人だけじゃなくいろんな方の介助をされているようですので、被介護者やその家族も様々のようですね。あらためて大変なお仕事だなと思いました
私どもお願いする側の人間としても、立場をわきまえて真摯にそしてフランクにお付き合いさせていただきたいと思っています

またお話聞かせてください、よろしくお願いします
2007/02/20(火) 01:45 | URL | おっと #iFb/AFLg[ 編集]
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