SEO対策:痴呆 介護 ボケ
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認知症の最初の頃に現れた現象は「リモコンが使えない」だったような気がする

一番最初はオーディオのリモコン。これは健常な頃でも難しく、CDを聞くときのボタンに色を塗っていたぐらいなので、ボケはじめにまったく歯が立たなくなる。次第に家電や電話やお風呂のスイッチなどの使い方がわからなくなり何度も聞くようになってくる
もちろん最初の頃は、気軽に聞くようなフランクな嫁姑の関係ではなかったのでいつからだか正確にはわからない。お風呂に入らなかったのも使い方がわからなかったというのもあったのかもしれない
聞かれる度に嫁は、リモコンのボタンに色を付けたり番号を書いたりしてみたがそれも難しくなり、その番号の意味もわからなくなってくる(もしかしたら白内障で文字が見えなかったのかもしれない)

そして、もう一つの問題は「ケチ」

これは主婦の習性?とでもいうか、とにかく「もったいない」が先に来るのだろう。お金に関してもケチなのだが、何かにつけ節約が染み付いているようだ

そこにボケが加わるとどうなるか?

消すことには執念があるが、つけることが難しい。TVやラジオ程度ならいいが、問題はエアコンである。エアコンが電気を食うのは染み付いた記憶であるから、不要と思えばすぐに消そうとする。そして温度感覚が次第に鈍くなってくると、結構大変だったりする

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ばあちゃんがボケはじめてから夏を1回と冬を2回経験した。最初の冬は、さほど意識しなかった。
「ばあちゃんったら、寒いのにエアコンもつけずにいたよ・・・」という会話が時々ある程度で、都度対応すればそれで済んだ。そして、なんとなく年寄りは温度感覚がちょっと違うんだなと感じた程度

電気製品の操作は怪しい。聞かれるたびに説明し、マジックで色や番号をふっておくが、既に使えているかどうか?の状態になっていた。炊飯器と電気ポットは使えるようなので、要するにボタンが1つのもなならなんとかなるのか
電話も短縮ボタンに名前を貼ってあるのでかけられるのだが、これは脳の覚醒状態に依存しているようで頻繁にかかってきたり、めったにかかってこなかったりまちまち・・・どの程度使えているかはよくわからない

そして夏。もともと冷房はあまりつけないようであったが、真夏の日中に窓も開けずに部屋にいたら帰って身体に悪い。この頃になるとリモコンで温度調節なんてまったく無理状態。しかも、汗をかいているので「暑くないんですか」と聞いても「暑くない」という・・・温度感覚も怪しくなってきていたようだ、エアコンのつけ方がわからないからそう言ったのかどうかは??(この辺の判断は難しい)

暑ければ冷房をつけ、寒ければ暖房をつける。そんな当たり前のことができないことに困惑した。どうすればいいのか思案した結果「もう、つけっぱなしでいけー!」ということにする。ホテルや病院では24時間空調だし、お金かかっても背に腹は変えられない

が、しかし・・・

嫁がエアコンつけても気がつくと消えている。そして、つけられないから嫁が行くまで蒸し風呂の中にいることになる。夜も「つけっぱなしでいいんですよ」と説明しても消す。そして、大汗かいている。身体のために弱くしてつけっぱなしにしましょうと説明し、ばあちゃんも納得するのだがやっぱり消す
何度説明しても消すというのは、一種の習性のようである。つけっぱなしにすることは「もったいない」という意識が強いようで毎度説得することになる。その時点はわかってくれても、すぐに忘れ「ケチ」が勝つ。独居であるがゆえ、自分で管理しなくちゃ!という思いもかなり深いのかもしれない

汗をかけば当然頭も痒くなり臭うようにもなる。風呂に入ればいいのだが、それもままならないのは前に書いたとおり。もちろん、風呂のスイッチのつけ方がわからないと頻繁に電話があったこともあるが、それはもう少し後の話


冷房を嫁がつけばあちゃんが消す、そんないたちごっこでなんとか無事に夏が過ぎたが、すぐに冬が来る。夏の脱水症状も怖いが、冬は風邪ひくし肺炎にでもなったら、トイレで倒れたら・・・という不安がよぎる

ボケの症状は着実に進行しているようである。物忘れは今日の出来事、さっきの出来事、今言ったこと・・・忘れ方が激しくなる。思考回路は基本的に1つしか処理できなくなってきており、動作中に別のことが気になると今やろうとしていることを忘れて別のほうに行く。声をかけるときは動作完了まで待つ必要があることが少しわかってきた
だから余計に「考え」は深い記憶に依存することになる。つまり、染み付いている習性や過去の強い経験といったものであろうか

ばあちゃんの定位置はダイニングのテーブルで、間続きに和室があるがそっちを使おうとはしない。だから暖房はエアコンしかないため、どうしても空気が乾燥する・・・そんなこんなの懸念事項が嫁からあったので、遅ればせながらコタツと加湿器とトイレの暖房は帰国した際に対応した

方針は夏と同じ24時間運転
嫁がつけてばあちゃんが消すといういたちごっこは激しさを増し、バトル状態になっている。鼻水たらして寒くないと言っているらしい。エアコンだけじゃなく加湿器まで消すようだ、わざわざ気化式にして点いていることがわかりずらい機種にしたのに電源のランプが気になるらしい・・・習性とは恐ろしい
説明して納得してもその時だけなので、紙に書いて貼るがそれもいつの間にかはがされている。
困り果てた嫁は、リモコンを隠す。そうすると「リモコンがないくてエアコンが消せない」と騒ぐ。嫁に言うだけならまだしも、ヘルパーさんにも助けを乞うような状態。極めつけは、となりの部屋のリモコンを持ち出してきて消した。同じメーカーなのでリモコンが使えたようだが、もう執念としか言いようがない

ばあちゃんのためにと思ってやっている嫁としては、その思いが通じないことが辛い。そしてついつい怒ってしまう・・・忘れてしまうことを怒ってもいい影響がないことはわかっている。でも、これは感情的にどうしようもないことだと思う。極端に言えばエアコン消されたら生命維持すら危ういのに、そういう態度で出られたら頭にもくるしカリカリもする
「言ったれ!言ったれ!」・・・痴呆老人への接し方?判っちゃいるけど「できましぇーん!」と開き直るのもよろしいかと。その心は?嫁の精神衛生上です

傍観者の私としてはなんとかこの冬を乗り切ってくれることを祈るだけです。次の夏までには更なる対策をこうじなければ・・・
NHKの介護特集のお話がすごく遠い世界に感じる今日この頃、でもわが家の当面の課題は「生命維持」。次元が低いかもしれないけど、これが現実

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コメント
この記事へのコメント
 「もったいないばあさん」ばかりですよ。トイレのペーパーをポケットにしまう。使ったティッシュも、「まだ使える」と、ポケットに・・・。昼食の準備に野菜を切ってもらうと、少しだけ残し、「何かあったら使えるから・・」あげくは、パットやリハパンツを乾かして使う。(ヘルパーで入っていた利用者さん)。
 でも、物の無い時代にいきてきた方たちです。仕方ないかな、と思います。ポケットの中はそっと、気が付かないときに出します。パットは「捨てちゃあいかんよ」「後で一緒に洗濯しとくね」です。
 寒暖の感覚はなくなりますね。夏でも厚いタイツを履いたまま。この季節は、腕が曲がらなくなるほど着込んで汗をかいている。
 水分の補給は夏冬かかわらず、気をつけています。生命にかかわる事は何とかしたいけど・・・大変ですね。
 今日、認知症本人の話を聴きに行ってきました。「私バリバリの認知症です」の、太田正博さんです。
 いろいろ勉強になりましたが、「そうなんだ!」と思ったのは、「財布を探すことが難しい。暗いかばんの中で、黒い財布は見えていても認識できない」と言う事でした。奥さんが紐をつけておいたのですが、ベージュ色だったので、その色も上手く認識できなかったそうです。紐の色を選んでもらうと、赤がよかったそうです。
 それと、介護する方がいいと思っても、本人が段階を踏んでいないと、納得できない。(無駄な事も本人には、手順として必要なこともある)
 2時間の講演のために往復3時間かかりましたが、いい時間でした。
2007/03/18(日) 21:27 | URL | こはな #-[ 編集]
リモコンのボタン操作、うちの婆さんもあまりひどくならなかったけど同じです。
耳はよく聞こえるのにTVの音をメチャクチャ大きくして、何度言っても解ってもらえず、音量ボタンにマスキングテープを貼ったりもしました。
エアコンも朝、寒いだろうと母がタイマーで入るようにしていても夜中にトイレに行って部屋に帰った時にランプの明かりでエアコンがかかっていると思い、何度も消されました。
不思議なのが風邪をひいた時に加湿器を買って置いたのですが説明したら解ってくれたのか、1度も消す事はありませんでした。
“デイ”に行き始めて少しは改善されたような気がしますが、日によっては急にTVの大音量が聞こえて驚く事もあります。
奥様の気持ち、よ~くわかります。
本人の為と思い、してあげた事が本人は気に入らないって事がよくありますよね。
そういう時なんかはついカッとなって怒ってしまいますが後から自分が情けなくなります。母もそう言ってました。
2007/03/20(火) 00:14 | URL | まめ #-[ 編集]
>こはなさん

「もったいないばあさん」ですか、確かにそういう時代を生きてきた方たち、敬意を表うするべきなんでしょうし、それだけ深い記憶なんでしょうが・・・大変ですね

あいかわらず勉強してますね、往復5時間ですか、頭下がります。
見えているけど認識できないというのは、思い当たる節があります。見えていればわかるというのは健常者の発想で、見えている字も読める、だけどそれが思考回路につながらない。そんな感じなんでしょうか?思考回路で行動していないことがあるような気もします
まあ、ボケ老人の行動と思考はわかりませーん(笑)

>まめさん

どちらさまも似たような苦労されてますね。でも、うちの嫁は怒っても後で後悔なんかしません、つよーくなりました(笑) というか、基本はあるんでしょうが、できるだけ「こうでなければならない」という発想を持たないようにしています。だから、怒りたかったら怒ればいいと思いますし、気の済むようにすればいいとも思います。
ただ、後悔とかじゃなく・・・虚しさは感じるかもしれません、怒っているときはボケ老人として扱っていないわけですから

つい忘れちゃうんですよ、相手が忘れることを(笑)
2007/03/21(水) 00:09 | URL | おっと #iFb/AFLg[ 編集]
奥様も“いたちごっこ”をやっていたのですね。
自分だけかと思っていましたが、安心しました。
やはり物が無い時代に生きて「もったいない精神」がしっかりと身についているのでしょうね。
義母と義父の馴初めは、浪費癖の義父を直すにはドゲチ一家の娘を嫁にもらうと良いだろうということで選ばれたのが義母だそうです(旦那がそう言っていました・笑)
やはり義母のもったいない精神は人一倍です。
エアコンは決してつけません。でも、消す・抜くはお手のもの。
一人で使うのはもったいないそうです、だから消すそうです。(わかるけど~)
古新聞も片付けさせてもらえず、食品トレーも綺麗に洗って保存…、いつか何かに使えるからと言って溜め込んでいました。
それはそれでよいのですが、一部屋に投げ込むのは“や・め・て~”
認知症が進むにつれて、さらに悪化。手に持った物をどう処理したら良いのかわからなくなるのでしょうね、一部屋にポンポン投げ込むからドアが開かなくなってしまいました。
そしてもったいないなら、なぜ玄関と廊下に食品ラップを敷き詰めるのでしょうね。
汚れるからラップを引いたそうですが、脚にまとわりついて笑うしかありません。
いたちこっごしても、勝利は義母です、ムダな労力はこちらが疲れるからやりたいようにやって下さいな、って感じ。
そして、卵と傘ばかり買ってきて、お店ができるほど。昔に何か深い思い入れがあるのでしょうね。
今はタイムマシーンに乗って、もう一度覗いて見たい気がします、懐かしい(笑)
2007/03/21(水) 16:04 | URL | aya #-[ 編集]
いらっしゃいますね。参りました

そうですよね、基本的にはやりたいようにやってもらえばいいと思ってるんですが、ことと次第によってはボケ老人であることを忘れてしまうようです

昔の思い入れ、そうなんです。行動を知るには「歴史」を知らなければならないことは強く感じます。義母だと旦那さんに聞くしかないですよね、でも結構これ会話のネタになって楽しいんです。ばあちゃんの行動の意味を解説するために昔話したり、ばあちゃんの言動から昔の思いを知ったり・・・時々悲しくもなりますが

多分ayaさんご夫婦もそんな会話をされたんじゃないですか?
2007/03/21(水) 20:30 | URL | おっと #iFb/AFLg[ 編集]
お金の事だけにボケはじめた母にしてみると
母の生活費を勝手に盗んだとんでもない娘になっています
親戚や、母の友人に私の事を言いまくっていますが、言い訳してもしょうがないので放置してます
私はX1なので、ずっと一緒にはいられませんので、これからがとっても怖いです。。。
2007/03/28(水) 05:14 | URL | 籠の鳥 #qhVXTLRM[ 編集]
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